「わかった。
芳哉にも怒られるし、彩希に嫌われたくないから、これ以上は増やさないって約束する。
だから、最後にこれだけは受け取ってくれ」
「もう、これだけですよ……?」
これだけは、とやけに受け取って欲しいらしい菓子を目の前に突き出され、彩希は素直に受け取った。
彩希が受け取った瞬間、ぱあっと彬親の顔が嬉しそうに綻んだ。
それはもう、硬い蕾が柔らかく綻んで、美しく咲き誇るみたいに。
菓子を受け取ってもらえたことが、本当にすごく嬉しいらしい。
こんなにも子どもみたいな無邪気で可愛らしい彬親の笑顔、初めて見た。
どうしよう!
旦那様が、めちゃめちゃ可愛い。
うん。
もう、太ってもいいや。
これもきっと愛されてる証拠なんだし、幸せ太りということにしよう。
美味しいお菓子と、旦那様の深い愛情に罪はない。
旦那様に色々と責任転嫁しつつ、今回もらった菓子は何だろうと思って手元を再び見てみると、黒の器にちょこんと乗った、緑色の可愛らしい小鳥の形をしたお菓子だった。
芳哉にも怒られるし、彩希に嫌われたくないから、これ以上は増やさないって約束する。
だから、最後にこれだけは受け取ってくれ」
「もう、これだけですよ……?」
これだけは、とやけに受け取って欲しいらしい菓子を目の前に突き出され、彩希は素直に受け取った。
彩希が受け取った瞬間、ぱあっと彬親の顔が嬉しそうに綻んだ。
それはもう、硬い蕾が柔らかく綻んで、美しく咲き誇るみたいに。
菓子を受け取ってもらえたことが、本当にすごく嬉しいらしい。
こんなにも子どもみたいな無邪気で可愛らしい彬親の笑顔、初めて見た。
どうしよう!
旦那様が、めちゃめちゃ可愛い。
うん。
もう、太ってもいいや。
これもきっと愛されてる証拠なんだし、幸せ太りということにしよう。
美味しいお菓子と、旦那様の深い愛情に罪はない。
旦那様に色々と責任転嫁しつつ、今回もらった菓子は何だろうと思って手元を再び見てみると、黒の器にちょこんと乗った、緑色の可愛らしい小鳥の形をしたお菓子だった。