(私みたいな何にも出来ない不器用ぼんやり没落姫なんかに沢山尽くすのは、本当に勿体ないですからぁっ!)
金銭感覚が緩いから、あれもこれもと高級品ばかりを贈り放題。
贈った全てを食べてもらえているのか。
もしくは、物ならば、使ってもらえているのか。
そういったことは、全く確認はない。
ただただ、一方的に彩希へ贈って満足するのが通常だ。
さらに不器用で何にも出来ないからと、穴埋めをするかのように、さらに加速するし。
嬉しいんだけど、贈る量が行き過ぎてる。
確実に。
せめて、贈る量を考えてくれないかなぁ……。
「彬親、可愛い彩希のためにも、我慢してあげて?」
「芳哉様……っ」
ありがたい助け船が芳哉の方から出してもらえて、彩希の顔が明るく輝いた。
わー、ありがとうございます芳哉様!
本当に、本当に困ってたんです。
彬親様には申し訳ないけど、これ以上は処理しきれなくて、どうしようかと思ってたんです。
さすが、優しさの鏡と言われる旦那様の片割れ。
頼もしい!
けれど、そう嬉々として思ってたのもつかの間。
金銭感覚が緩いから、あれもこれもと高級品ばかりを贈り放題。
贈った全てを食べてもらえているのか。
もしくは、物ならば、使ってもらえているのか。
そういったことは、全く確認はない。
ただただ、一方的に彩希へ贈って満足するのが通常だ。
さらに不器用で何にも出来ないからと、穴埋めをするかのように、さらに加速するし。
嬉しいんだけど、贈る量が行き過ぎてる。
確実に。
せめて、贈る量を考えてくれないかなぁ……。
「彬親、可愛い彩希のためにも、我慢してあげて?」
「芳哉様……っ」
ありがたい助け船が芳哉の方から出してもらえて、彩希の顔が明るく輝いた。
わー、ありがとうございます芳哉様!
本当に、本当に困ってたんです。
彬親様には申し訳ないけど、これ以上は処理しきれなくて、どうしようかと思ってたんです。
さすが、優しさの鏡と言われる旦那様の片割れ。
頼もしい!
けれど、そう嬉々として思ってたのもつかの間。