―――なかなか目のさ覚めないあたしに永思サンが、コーヒーをくれた。


「はい。 君寝起き悪そうな顔してるよ。」



…そこまでひどい顔なのか…。
かなりショックかも…。

だけど、寝起きが悪いことはもうバレたから、今更隠してもしょうがない。

あたしは諦めて、コーヒーを手にした。


「…どうも。」

熱くて、少し苦かったけど、眠気覚ましにはちょうど良いぐらいだった。





「――ゴクッ。 ありがとうございました。」

「いえいえ。 じゃぁ行こうか。^^」





ドキッ…。 








――――あたしのココロが…永思サンの笑顔で少し動いた気がした。