「この色を、見ることができて良かったです…。」
そう言葉を発した瞬間、眠気が襲ってきて、私は再び深い眠りに落ちた。
辺り一面真っ白で、何も存在していない。
時間の流れさえ感じない、不思議な空間。
私はこの光景に見覚えがある。
「あの…、ひいおばあさん、もしかして、いるのですか?」
以前も、この場所へ来たことがある。
中学3年生の頃で、そこは夢の中だった。だから今も、私は夢を見ているのだと思う。
「ふふふ。やっぱりさすが私の曾孫だ。勘が鋭いねぇ。」
突然背後から声がした。振り返ると、そこには曾祖母、簡単な言葉で言うと、ひいおばあさんが立っていた。
「佐倉くんと話していたはずなのに…、いつの間にか眠ってしまったんだ。」
「無理もないよ。直前に悪いオーラを取り込み過ぎたからねぇ。」
悪いオーラ。
そうだ。“あの人達”に会ったことで、私は気が動転してしまった。
その後、どうしたのだったか…。
確か、そのまま泣き出してしまって、そうしたら、佐倉くんが私の味方になってくれて、そのまま体育館裏で、抱き……だ、抱き…!?
い、今更になって思い出すなんて、恥ずかしい…。
「だから言っただろう?藍は染まりやすいオーラだと。」
確かに、以前、曾祖母に会った時に、そのようなことを言っていた。
「でも、藍はもう大丈夫だ。」
「…え?」
「藍の傍には素敵な仲間が沢山いるだろう?」
「素敵な仲間…?」
「陽芽やももちゃんや裕くん。それから、佐倉くんや真島くん。沢山いるじゃないか。」
そう言葉を発した瞬間、眠気が襲ってきて、私は再び深い眠りに落ちた。
辺り一面真っ白で、何も存在していない。
時間の流れさえ感じない、不思議な空間。
私はこの光景に見覚えがある。
「あの…、ひいおばあさん、もしかして、いるのですか?」
以前も、この場所へ来たことがある。
中学3年生の頃で、そこは夢の中だった。だから今も、私は夢を見ているのだと思う。
「ふふふ。やっぱりさすが私の曾孫だ。勘が鋭いねぇ。」
突然背後から声がした。振り返ると、そこには曾祖母、簡単な言葉で言うと、ひいおばあさんが立っていた。
「佐倉くんと話していたはずなのに…、いつの間にか眠ってしまったんだ。」
「無理もないよ。直前に悪いオーラを取り込み過ぎたからねぇ。」
悪いオーラ。
そうだ。“あの人達”に会ったことで、私は気が動転してしまった。
その後、どうしたのだったか…。
確か、そのまま泣き出してしまって、そうしたら、佐倉くんが私の味方になってくれて、そのまま体育館裏で、抱き……だ、抱き…!?
い、今更になって思い出すなんて、恥ずかしい…。
「だから言っただろう?藍は染まりやすいオーラだと。」
確かに、以前、曾祖母に会った時に、そのようなことを言っていた。
「でも、藍はもう大丈夫だ。」
「…え?」
「藍の傍には素敵な仲間が沢山いるだろう?」
「素敵な仲間…?」
「陽芽やももちゃんや裕くん。それから、佐倉くんや真島くん。沢山いるじゃないか。」