「はい、お待たせ。ストレートで良かった?」

『大丈夫!ありがとう。』

紅茶飲んで一息つく。
どうしよ、目を見て話すことは出来ない。

『奏海、こっちに来て貰える?』

「わかった、コーヒー持っていくからちょっと待ってて。」

『うん。』

「お待たせ、俺どこ座って欲しい?」

『ここ座って欲しい。』

そう、対面ではなく横に座ってもらう。

『ちょっと長くなるけど、聞いてくれる?』

奏海の方を見るとゆっくり頷いてくれる。
深く深呼吸して過去を思い出しながら話し出す。