「はい!」


「あれ、玲於は…」


「わかんないです。」


「あいつ多分サボりっすよ〜安定の」


お調子者キャラの男子が言う。


サボりと聞いて普通の反応な先生って、、

杉谷先生以外いるのかな、って思う。


「それにしても暑いなあ。」


そう言いながら歩き出す先生について行く。


「まだ4月ですよ、?」


「今日は十分暑い。」


「あ、先生、担任だったじゃないですか!」


「ははっ、教師は教えられないもんでね〜」


「頑張ったんですよ?」


「おめでとう、よく頑張りました。」


ポンッと頭に手を置かれる。


ドクンッ


かっこよすぎる。


ナチュラルにかっこいい。



ちょっと話しながら歩いていたらすぐに着いた。


準備室 __



「あー、やっぱこれ女子1人はキツイかー。」


そこにはプリント類が沢山積んであった。

2人で持てると思ったのかな?ってくらいに

山積みなプリント類。


「頑張りますよ?」

言った瞬間


「_ 男います。」


まだ顔と名前が一致してないから誰だかわからない。


「遅い、玲於」


「まあ、来たからいーじゃないすか」


「そだな、じゃ、頼んだ!」


そう言うと先生はスタスタ行ってしまった。