それからは相沢くんと一緒にいても以前のように振る舞えるようになった。
相沢くんを意識してても、心配させたくなくて他の従業員と同じように接する事ができた。
残り少ない夏休みもあと3日。
夏休み最後の日曜は店長の計らいでバイトが休みになっていた。
なので夏休み中のバイトはあと2日だけ。
月曜からは、また学校とバイトの日々。
通学に不安が無いとは言えないけど、上杉くん達との交流が私の気持ちを軽くさせていた。
そんな日に。
「相沢くん、同級生っぽい男子が来てるけど知り合いなの?」
バイト中にフロアの大島さんが厨房内の相沢くんに声を掛けた。