「なんだよ、これ……」

「これ、彼女さんが見てたらお前に別れを告げたのもうなづけるしもしかしたら打ち明けようとしてこの投稿見つけたのかも」


　なんで、俺は快斗に教えられるまで知らなかったんだ。ずっと悩んでいた？　そうだったとしたら……俺は。


「拓海はどうしたいんだ？　このまま別れを受け入れるのか？」

「……っ……」

「それとも、彼女を助ける？」


　そんなの決まってる……咲良を助けたい。もしかしたら今、泣いているかもしれないから。


「じゃ、行ってこい」


　快斗に背中を押されて俺は咲良を探した。