そんな僕の思いを知ってか知らずか

「春。」

澪華はいつもより優しい声で僕の名前を呼んだ


でも顔はまだ上げられなくて、好きな子に泣きそうな顔を見せたくなくてそんなことを思っていたら


「春、大丈夫よ、離れていかない、ずっと側にいるから、春が私の側から離れたいって思うまでそれまでずっと側にいるから」


澪華って相手の欲しい言葉を分かってるのかな?


でも、、、こんな些細な言葉でも世界一幸せとか思ってるのは、きっと僕だけで澪華は思ってないだろうな。


「そんなこと言ったら死ぬまでずっと僕といることになるよ?」


ちょっぴり悔しくて母性本能を擽らせるような 笑顔で笑って抱きついた、


それに他の生徒会メンバーは


「ちょっと待てや、俺の前でいちゃつくな」

「澪華に、抱きつくの、ダメ、絶対」

「ちょ~と、それはアウトじゃないの~」

「私も澪華とギュッてしたい!」


本当に華ノ宮高等学校生徒会のメンバーは澪華の事が好きだよね~。


まぁ、僕が一番大好きだけど~


あっ、梓っちと伊吹が澪華に抱きつこうとしてる。


サッ「だ~め、澪華に抱きつけるのは可愛い担当春と春馬だけなの!」


ギュムッもっと強く抱き締めると皆が固まる


でも、すぐに皆が怒りに震えて、
「おい、いい加減離れろ!」


「伊吹、春、引き剥がして、僕、澪華、引っ張る」「オッケー、いくよ~ん?」


「わっ、ちょっとやめてよ~!」

「男の春と春馬に可愛さで負ける私って、」

「ふふっ、あっ、そんなに引っ張らないで欲しいわ」


まぁ、死ぬまで側に居てくれるならちょっとだけ、一緒に居られないことは我慢するよ


だから、、、

「澪華~、」

「んっ?なぁに?」

「だ~い好き!」

「ふふっ、私もよ」


どうか、君だけは僕から離れないで