ある日

亜美が早く帰ってしまって

真那が、まだ起きてる時間に帰ってしまった

「蓮、おかえり」

久しぶりに聞いた

甘くて優しい真那の声

それを聞いた瞬間罪悪感に襲われた

「ただいま」

なんとか声を絞り出す

「水飲む?」

「ああ」

その時の真那の後ろ姿は

なんだかひどく弱々しかった気がした