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「りっちゃんさ、大学時代のこと気にしてる?」
「え、なに、話したことないよね」
「泥酔してた日に全部話してくれたよ?」
「何それ聞いてない」
「言ってませーん」
もうだめだと思った。別れるしかない。
そもそも、当時彼氏がいたとか黒瀬とのこととか
あまりにも幼稚だし倫理観に欠ける気がした。
どうして分かれてくれなかったんだろうと彼を見る。
「まあ過去は過去で、どうでもいいんだけど」
「は、どうでもいい? ほんとに?」
「だって仕方ないじゃん、交通事故みたいなもんでしょ」
きょとんとした顔で彼はそういった。
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