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 お酒飲みながらゲームして他愛もない話しして

 やってることは昔と変わらない。

 変わらないというか、変えたくないと思ってた。

 付き合わなくてよかったって、思ってた。


『俺、二見のアホなとこは割と買ってるよ』


 いつだか黒瀬がそう言ってた。


『よかったね、彼氏できて。吹っ切れそう?』


 あいつはどうしてか、なんでも知ってた。

 いつも、いつのまにか。


「二見」

「青井、近い」

「……俺は、わりとずっとそのつもりだったよ」


 関東帰ったら彼氏と別れなきゃなあ。

 青井を拒否しようとは不思議と思わなかった。


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