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小学校3年生の時に親が離婚して転校するはめになった。
あまり家にいない父親だったし、今後も好きに会えばいいと言われたから
まあ、あんまり気にすることもないかと思って、冷めた子供だった気がする。
転校してすぐ友達はできた。
だからその中の一人を好きになったのもごく自然なことなんじゃないか。
「りつ、今日青井の家行くけどりつもこない?」
「え、行く」
「けんちゃん、まなみー、りつも来るって!」
「樹もくるって言ってた」
つるむ人、はいなかったけど
沙織はよく声をかけてくれてた。
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