翌日、高科から連絡が来た


『今夜、逢えないかな?バーで待ってるから』


カナは、バーに向かっている途中、ずっと悩んでいた

自分の中に出た結論をいつ、高科に打ち明けようか。

バーの扉を開けると、優しく微笑む高科がカナの目に飛び込んできた。

心臓がきゅんと音を立てる。

やはり、どんな結論が出ても、高科のことを愛している。
そう実感させられる。

高科の隣に座り、カウンターの下でそっと手をつないだ。