・・・だめだ、俺・・・。





高科は、勇気を出して、テッペイにカナの連絡先を聞いた。

全てを察してる様な顔をして、
テッペイはカナの連絡先を教えてくれた。

『好き』
と、カナに伝えることは出来なかった。

『気になっている』
その言葉に変えて、自分の気持ちをセーブしようと思った。

でも、カナも同じ気持ちでいてくれた。


カナの考え方を、口唇を、身体を、
知っていけば、いくほど、
カナへの想いは、深くなっていった。



愛しい


彼女の、何もかもが、愛しい


それ以外、言葉が見つからない。