食事代は高科が払ってくれた。
会計の仕方もスムーズで、カナが気づかない間に終わっていた。
「すみません。ありがとうございます。
ごちそうさまでした。」
行き場のない財布を持ちながら、カナはお礼を言った。
「大丈夫だよ。気にしないで。
俺が誘ったんだから。
じゃあ、テッペイのところに戻ろうか」
バーに戻った二人は、ビールとカクテルを飲んだ
マスターも話に加わり、夜景の綺麗なポイントについて盛り上がった。
「じゃあ、今夜店閉めて3人で夜景見に行きません?
俺、今日酒飲んでないし」
言い出したのはマスターだった。
やった!マスターさすが!
マスターの店じまいを手伝い、3人で夜景を見に車を走らせた。