......

そして俺は自分の過去を尚にすべて聞いた。

陽「……っ…」

全てを思い出した。

涙が出た。

あぁ…どうして俺はこんな大事なことを

忘れていたんだろう。

まさか…桜も記憶がないなんて…。


陽「…さ…くら…。」

尚「陽翔…。」

陽「…この事は桜には…?」

尚は首を横に振った。

尚「今はまだ無理だ。

自然に思い出すまで言わないつもりだ。」

陽「…わかった。

尚。」

尚「ん?」

陽「…ありがとな。」

尚「どういたしまして!」

さすが俺の幼なじみであり、親友だ。

これからも頼っていこう。


- S I D E E N D -