光貴と莉奈は可愛いものを探して通りを歩き始める。通りにはぬいぐるみやアクセサリーを売っているお店がたくさんあり、二人は何度も足を止めてショーウィンドウを見つめていた。
一時間ほどすると歩き疲れたので、莉奈はベンチに腰掛ける。すると「ちょっと待ってろ」と光貴は言い、どこかへ行ってしまった。
「どこ行ったんだろ。トイレかな?」
莉奈は首を傾げ、編み物の続きを始める。十五分ほど経った頃、「おい」と莉奈は声をかけられ、顔を上げた。光貴が息を切らせながら立っている。その手にはフラペチーノが二つ握られている。
「お前、これ好きだろ?買ってきた」
「えっ!?ありがとう。お金……」
「いいよ。俺がしたかったことだし」
光貴の言う通り、莉奈は光貴が買ってきてくれた苺のフラペチーノが大好きだ。友達にそのおいしさを目を輝かせて語ったこともある。あれを聞かれていたのか、と莉奈は恥ずかしくなった。
「おいしい!」
一時間ほどすると歩き疲れたので、莉奈はベンチに腰掛ける。すると「ちょっと待ってろ」と光貴は言い、どこかへ行ってしまった。
「どこ行ったんだろ。トイレかな?」
莉奈は首を傾げ、編み物の続きを始める。十五分ほど経った頃、「おい」と莉奈は声をかけられ、顔を上げた。光貴が息を切らせながら立っている。その手にはフラペチーノが二つ握られている。
「お前、これ好きだろ?買ってきた」
「えっ!?ありがとう。お金……」
「いいよ。俺がしたかったことだし」
光貴の言う通り、莉奈は光貴が買ってきてくれた苺のフラペチーノが大好きだ。友達にそのおいしさを目を輝かせて語ったこともある。あれを聞かれていたのか、と莉奈は恥ずかしくなった。
「おいしい!」