「・・・はぁ~おもんな。ありきたりすぎやろぉ」

「!!!!!!!!!!!!!!・・・・朝やから冴えてへんねん」

「朝やからやなくていつもやし」

「!!!!!!!!!!!!!!!!!!・・・もっかいチャンスちょーだい?」

「よし与えてやろぉ。お前何様やねん。」

「響佑様」

「・・・もぉえぇわ。ほんっっっっまにおもんない。もっと朝から笑えるようなこと言ってやぁ」

「ちょい傷ついた;例えば?」

「明らか響佑やないやろぉって奴。ん~例えば・・・王子様とか」

「お前ひどいやろ;;↓↓↓↓↓↓↓俺のファンクラブの奴が見てたら殺されるで」

「あんたにファンなんかいるんやぁ。ファンクラブができるくらい」

知ってるわ。さんざん響佑のファンクラブに嫌がらせさせられてるから。上靴に画鋲が入ってるんは当たり前。机にペンで死ねって書かれるのも。最初は泣いて夜過ごしてたけど今はもうなれた。なれたらアカンねんけどな。でも、響佑と毎日登下校できるから大丈夫。このごろエスカレートしってってるけど。

「ほんまお前ひどいわ」

「あんたのファンクラブのがよっぽどひどいわ」

ブーンブブーンブブーンものすごい爆音で暴走族のバイクがとおってくれたのはラッキーやった。おもわず本音をいってもた。

「へ・・・?なんて?」

「なんでもないし。ほら学校ついたで」

「おぉ。そういえばお前いっつも靴箱でごそごそしてない?」

「ん?な・な・なんで?」

ヤバい。あたしはすぐ顔にでる。

「何隠してんねん。言ってみ。」

「・・・なんでもない。」

「言えって!!」

「だからなんでもないって。」

「ほんまムカつく。」

と言って響佑が消えたかと思うと突然からだが宙に浮いた。