翌朝、モーニング的な朝食を食べながら、筒井君が11時に迎えにくることを梨花に話した。昨夜のうちに話せばよかったのかもしれないけど、何となく言いそびれていたのだ。
「会ってみたいな」
リクエストを断る理由もなく。
思ってもいなかった対面を果たしたのは玄関先。
「ボクは有沢梨花、宜しくね」
中性的な容姿の彼女が手をすっと差し出し、口許に笑みを浮かべた時の筒井君の表情と言えば。呆気に取られた様子で目線が私と梨花の間を行ったり来たり。
「・・・えっと。糸子さんのオトモダチ、・・・ですか?」
「君よりずっと長い付き合いのね。トーコはボクの大事な子だから気を付けてくれる?雑な扱いしたら路地裏のゴミ箱に転がすよ?」
薄く笑って、いきなり五寸以上の釘を刺す梨花。
「あとで後悔する前に手を引くなら今のうちだけど」
まるで筒井君に見せつけるように、横にいた私の肩をぐっと抱き寄せた。
「会ってみたいな」
リクエストを断る理由もなく。
思ってもいなかった対面を果たしたのは玄関先。
「ボクは有沢梨花、宜しくね」
中性的な容姿の彼女が手をすっと差し出し、口許に笑みを浮かべた時の筒井君の表情と言えば。呆気に取られた様子で目線が私と梨花の間を行ったり来たり。
「・・・えっと。糸子さんのオトモダチ、・・・ですか?」
「君よりずっと長い付き合いのね。トーコはボクの大事な子だから気を付けてくれる?雑な扱いしたら路地裏のゴミ箱に転がすよ?」
薄く笑って、いきなり五寸以上の釘を刺す梨花。
「あとで後悔する前に手を引くなら今のうちだけど」
まるで筒井君に見せつけるように、横にいた私の肩をぐっと抱き寄せた。