その度に「なんで?」って聞く私に、すごく悲しそうな顔をして話を逸らしてた。



「玲華〜!」

「また走って…転んでも知らないよ?」


すっかり打ち解けた私たちは、同じ部署に配置されることになり、更に中は深まった。

残念なことに遊佐くんや理彩とは離れちゃったけど。



「…まぁ、向こうの部署にもライバルは沢山いるだろうね。」

「うぅ…だよね……」

「でも水瀬の事好きって言ってる中で1番好きって気持ち強いのは莉茉だし、1番可愛いのも莉茉だと思う。」

「玲華ぁぁ…」


時には慰められ、水瀬さんが女の人と歩いていたら玲華が問い詰めて私にどういう関係かってことを教えてくれたり。