「おいしい。ほんとおねーさんの料理は人を笑顔にするね?」 肉じゃがを作り、食卓に出すとダルは本当にらおいしそうに肉じゃがを箸で突いた。 そんなことを言うなら、ダルの笑顔もだよ、と言い返したくなったが、口をつぐんだ。 「実は、私自分のお店持つの夢なんだよね」 誰にも打ち明けたことのない夢。 なんとなく、ダルには伝えたくなった。