私たちの出会いは中学一年生。
自分で言うのはあれだけど、私はモテていて、女子から陰口を叩かれるのは日常になっていた。

ある日、リーダー格の中村さんの彼氏が私に告白してきた。
当然断ったけど中村さんは彼氏を庇って
男好き、遊びが酷い、人の彼氏をとる
など私のありもしない噂を広めた。

そのせいで私の評判はどんどん悪くなっていく一方で。
前まで一緒にいてくれた友達も結局はあっちに行って
私は孤立した。

そんな時、河内だけ話しかけてくれた。
「ねぇ、あんた悔しくないの？あんな奴らにボロクソ言われて。」

「……もうどうでもいいよ、」

「ははっ、面白いッ。私と同じ考えをしてる人っているんだね」

それから私たちは一緒にいた。