雨の日も悪くない。
あの曇り空の、真っ白具合が好きだ。
雨の日も悪くない。
おにゅーの長靴を履いて傘をさし、
街に出掛けよう。
雨の日も以外と好きだ。
晴れの時とは街の雰囲気が違う。
雨の日も以外と好きだ。
この、コンクリートが濡れたときの匂い。
雨の匂いって感じがする。
雨が少し止んできた。
見よ。雲の隙間から青空が見える。
雨が少し止んできた。
太陽の光は差し込み、
虹の出現に対する期待が高まる。
雨が止んで晴れてきた。
水溜まりに映った、青空を飛び越える。
雨が止んで晴れてきた。
お気に入りの傘をたたんだら、
虹のふもとを探しに行こう。
ふと見上げた空の上。
大きな虹の橋が架かっている。
あの虹の橋を渡ったら、
一体どこへ辿り着くのだろう。
時間の経過と共に消える、
空に浮かんだ七色の幻想。
触れられないのは知っているけど、
追い掛けたくなる。
いくつになっても、そう。
子供の時も、大人になった今でも。
やっぱり、雨の日も悪くない。
雨の日も、大好きだ。