美香の雪のような肌に赤くアザがついたのを確認し、ふつふつと罪悪感を抱く。

「それはまだ。おあずけ」

 ――――ゾクゾクする

 美香が俺のモノだってシルシ、もっとつけてやりたい。
 俺に焦らされて物足りなさそうにする美香の艶っぽい表情に、たまらなくそそられる。

 心を覗かれたらきっと驚かれるだろう。
 それとも喜ぶか。
 お前、俺のこと大好きだもんな。

「キスマーク。……ついた?」
「いっこだけ」
「もっとつけて、いーよ」
「着替えとかどうすんだよ。体育あんだろ」

 体育、か。……きっつ。
 自分で口にしておいて背徳感ハンパねえ。

「見えてもいいし」

 アホか。

「ねえ。……いっぱい、つけて」