「一芭~、じゃあねー!
先帰るねー!おつかれー!」


「おつかれー!また明日ね」





「晴~、部活先行くよー」


「あー、遅れて行くって言っといて~」




放課後の教室


ふたりで
体育委員のプリントを記入してた




「反省とか…別にないし…
全力で頑張ったし…

来年度の改善点…
来年なってみないとわかんないし…」



上杉はブツブツ言いながら書いてた




「体育委員やってよかった?」

上杉に聞かれた




「うん、よかったかも…」



「楽しかった?」



「うん、楽しかった」



「だろ!」



「うん」




上杉のおかげで楽しかった


毎日が楽しい




「来年も体育委員やって
クラス優勝狙おう!」



「え、私も?」



「うん、私も!」



「でも、同じクラスになるとは限らないよ」



「あ、そっか…
クラス違っても
また体育委員やろう…一緒に」



「うん」



「来年も再来年も…ね!」


ね!

って上杉が言うと




「うん」

って言っちゃう






上杉と約束した