そして冬の日。

菜々美(ナナミ)は ある幹部(カンブ)を殺した。

姫になる為…白龍の総長になる為。

その事件を菜々美が私に擦り付けたのだ。

すると総長、幹部、皆、皆が、

私を責めて……責めて。

私は殺してないと言った。

でも……皆 菜々美 しか信用してなかった。

悔しかった。私は学校でも虐められ、族にも

虐められていた。

もちろん、皆 菜々美が殺したってわかってない。

今も私に押し付けられてるのだ。

そして……その亡くなった幹部の兄が


祐希(ユウキ)


だった。