その様子を見ながら、さっきぞ授業の課題に目を移しといていく。
紙にはよくわからないこれから本当に必要なのかもわからない数式が描かれてある。
それを答えを移しながら書いていく。
そう。それが私の日常であり普通のこと。
周りがだれも私に目を留めないことも、私がだれにも興味を持たないことも
これから先ずっと変わらないと思っていた。
そんな私のあたりまえの日常に変化が訪れるのはこの本当に少し後の出来事だった。