「あーーーおーーーーーー、ご飯食べーーーーーよーーーーー」

いつのまにか寝ていたのか、七海が私の机に来ていた。

「碧が寝るなんて珍しね?」

「そうかな?」

二人で話していると女たちが寄ってくる。

「邪魔。どっか行って。」

「そうよそうよ、あんたに冬馬君の隣はふさわしくないのよ。」

とかわけのわからないことを言い張る女たち。
いやだって、私が選んだわけじゃないし・・・。

「七海、いこっか」

と席を立つとあっという間に席が埋もれる。

「冬馬くぅん~」とか言ってる女子に吐き気がする。いったいどこからそんな声が出るんだ。

七海と一緒に中庭に向かってそこでお弁当を広げる。