トキちゃんも、私と同様煙草に火をつけて煙を吐いた。


私と、彼の吐いた煙が空で融け合う。


その光景を見て、なんだか私は嬉しくなった。



「小さい頃、いつもここで話してたよな」


「そうだね、懐かしい」



私とトキちゃんは、私が小1のときからの付き合いだ。


一軒家を買ったうちの家族の隣に前から住んでいたのがトキちゃん一家だった。


年齢もそこまで離れてないから、一人っ子の私はよくトキちゃんの友達と一緒に遊んで貰ってたっけ。