何億もの星に想いをのせて。〜キミには敵わない〜


でも、それがココの倉庫となんの関係があるんだ?


『うん。星竜だろ?たしか、この辺にあるっていう。』

星竜。正統派で仲間思いだと聞いたことがある。

「そうです。」

ん?だからなんだ?


「驚いちゃダメだよ?それが、ココなんだよ〜!」と陽が言った。


「ずるいです。僕が言いたかったのに。」


「速いもん勝ちだよーだ。」


「お前ら、喧嘩すんな!!」


歩夢、陽がケンカしていて、翔がそれを止めている中、俺は1人混乱していた。

え?はぁ?えぇーーー!!

‥マジかよ?

つまり、あれだよな?

俺は全国1の暴走族に入ったというわけだよな?

ん?夢か?

そう思って頬っぺたをつねってみる。

『‥うん、痛くない。』

「フフッ、春正。何やってんの?夢じゃないよ。現実だよ。」

現実か、、、。そうか。

‥うん、ゆっくり受け止めて行こう。


『それで、総長と幹部達はどこにいるの?』


さっきから、見当たらないけど、、、。



「いや、居るじゃねぇか。」


おいおい。翔、何言ってるんだ?

いないぞ?


『ん?どこに?いないけど?』


「私達だよ。春正」


え?花、私達って言った?

マジで?!

今日は驚くことがいっぱいだ。


「幹部以上が全員揃ってるよ。総長はこの中にいるけど‥教えなーい。頑張って当ててみて?もし分かったら、誰かに聞いてみてねー。」


んー。まぁ、あれだな。

昔もこんな感じだった。

お前なら、だってそっちの方が面白いじゃん。って言いそうだな。


昔からお前はそうだったな。

‥思い出したよ。


結構ふんわりしてるように見えるけど、お前はSっ気があるよな。

はぁ、全くだ。仕方ない。付き合ってやるよ。


『‥分かった。探してみるよ。』


俺は意外と冷静だったな。

普通はもっと驚いていてもおかしくないだろう。

でも、分かるような感じもしてたんだ。

もしかしたら、そうかもって。

心のどこかではそう思っていただろう。



花はさすがにびっくりしたけど、な。

ケンカ出来たんだな。


俺はお前をホントに殺せるのか?

っダメだ。ちゃんと殺すって決めたんだ。

俺は憎んでる。殺したいくらい憎んでる。

そうだ。お前を殺したいんだ!俺は。







花、、、キミは、どうしてーー。



それとは反対にこう思っていた自分の気持ちに俺は気づかないフリをしたんだ。






「じゃあ、今日は遅いし、みんな帰ろ?」


そうだな。

もう8時だ。


『うん。帰ろう。』


あれ?暴走族ってバイク乗って帰るのか?

『みんな、バイクで帰るの?』と俺は聞いてみた。


「うん、いつもはね。今日はたまたま、学校から倉庫まで歩いてきたけど、基本バイクだよ。明日からは、バイク乗ってくるつもり〜。」


そうか、たまたまか。

じゃあ‥


「俺も明日から自分のバイク乗ってくるよ。」



実は俺も持ってるんだよなぁ。


親父のバイクだけど、、、。

まぁ、結構いいヤツだし。

まだまだ使えると思う。

「えぇー。春正くん、持ってるんだ?」

「これはのこれは、驚きました。」

「おう、乗ってこい!!」

陽、歩夢、翔が次々に言い出す。


「じゃあ、行こ?」と言い、花を先頭に次々歩き出した。俺もあとに続いた。

歩夢と陽はバイクらしく、翔は帰り道が違うのか、俺は花と二人で帰ることになった。





「じゃあね〜。花、春正、また明日!!」


「二人ともお気をつけて。それでは。」


「俺一人かよ。寂しいぜっ。じゃあな。」


翔、寂しがるなよ。

男だろ?

「また、明日。」と言って俺達は歩き出した。

ー翔sideー


俺は一人で帰っているところだ。

今日はいろいろあったなぁ。

新しい友達も出来たし。アイツいいヤツだな。

優しいし。でも、距離を置かれているような‥。

多分だけどな。



あっ、そういえばあの時、花もなんか言ってたな。

倉庫で幹部室で春正に待ってもらってたときのことだ。


「ねぇ、みんな聞いて。」


なんだ?改まって。らしくないなぁ。


「春正が星竜に入ったじゃない?それで、彼、結構強いと思うの。だから幹部にするのはどうかな?」

花は突然言い出した。



「「「は?」」」3人の声が重なった。

は?幹部?

いきなりすぎじゃね?

たしかに、アイツはいいヤツで信用出来そうだけどさ。

順番ってもんはないのかよ?


「なんでいきなりなんですか?」


さすが冷静だな、歩夢。


「だって、強いからって言ってるでしょ〜。」


‥何かがおかしい。

花は、何を隠している?


「花、ちゃんとした理由を説明しろよ。」


そうしないと納得出来ない。