何億もの星に想いをのせて。〜キミには敵わない〜


ちょっと、まて。

まず、花は暴走族なのか?

‥マジかよ。ケンカも出来るのか?

いや、それとも姫か?


『ちょっとまって。花は暴走族に入ってるの?もしかして、姫とか?』


素直に聞くのが1番だな。


「うん。そうだよー。まぁ、姫ではないんだけどね。それは入ってくれたら、いつか教えるよ。」


そうか、入ったら教えるか。

どうしよーか。

入った方が深く関われるし、殺しやすいか?



「とりあえず、花がそう言うんだし。倉庫に行ってから決めたら良くね?」


「さすが、翔!そうしよ、ね?」


んー。行ってから決めるのも悪くないな。

うん、そうしよ。


『わかった。行くよ。』


暴走族か、、、。

久しぶりに関わったな。

花のところの暴走族は結構有名なのか?

俺はあんまり知らないぞ?

まぁ、上位の族ぐらいは普通に知ってるが。


「こっこで〜す!!」と大きい倉庫の前で手を広げて言った。

花、お前めちゃくちゃ元気だな...。

寝てたからか。力が有り余ってるんだろ。

ていっても、デカすぎだろ?!


『デカイね。』


「まぁ、な。それより、春正。花が無理やり勧誘してごめんな?嫌なら、入らなくてもいいからな?」

意外とこう見えて優しいんだよな、翔は。

周りをちゃんとみてるし。

ケンカも強そうだ。

幹部とか?いやいや。まさかな、、、。


『うん、ありがとう。』


元々、嫌ならちゃんと断るし、大丈夫だよ。



中に入ってみると、想像がしてたより綺麗だった。

人数もとても多い。

あれ、人足りないんじゃなかったか?

二階もあるな。

幹部室とかもありそうだな。

なんで、さっきからこんなに暴走族のこと詳しいのかと言うと、親戚が暴走族の総長でたまに遊びに行ってだからだ。

まぁ、それ以外にもあるが。


『花、人数足りてるんじゃ....』


「うーん。まぁね。でも、春正強そうだし?」


適当だな。。。

まぁ、ココならいいか。

悪いところでもなさそうだしな。


『‥いいよ。俺、ココに入る。』


でも、ココの総長の許可なしに入っていいのか?

総長はだれだ?

ココには、居なさそうだな。


「入ってくれるの?ありがとう!!これからよろしくねー。」


お礼なんて言わなくていいよ。

お前を殺すためだもの。

むしろ、俺の方がありがとうだ。

‥これで殺しやすくなる。



「じゃあ、色々説明するから。上に来てくれ。」


ん?翔。まさか、総長?いや、幹部か?


『あ、あぁ、分かった。』


そうだとしたら、怖いな。

なーんてな。

俺に敵うわけないと思うけど。


「ちょっと、そこで待っててな。」と言われ俺は幹部室で待っている。

いいのか?俺が幹部室に入ってしまって。



それから10分くらいだろうか。

やっと帰ってきた。

はぁ‥おせぇーよ。待ちくたびれたよ。

ため息が出ずにはいられない。


「いや〜、遅くなっちまってごめんな?」


‥まぁ、反省してるならいいけど。

許してやるよ。

今日は、特別に。


「でね、さっそく本題に入るね。」と花が突然言った。

うーん。ちょっと花変わった?ような‥

抜けてるとこは抜けてるけど、なんかしっかりした感じになったような?


「春正は、暴走族についてどこまで知ってる?入るのは、初めて?」


んー。本当の事をいってもバレないか。


『うん、初めて入る。でも、割と常識ぐらいは知ってるよ?上位の族ぐらいなら分かるし。』


まぁ、1ーDに入った時点でみんな族ぐらいは知ってる奴らばかりだろう。


「なんで、そんなに詳しいの?」


花、お前今日、よく聞いてくるな。

めんどい、、、。

『俺の親戚が暴走族でたまに行ってたんだ。だからかな?』


あと、もう一つは秘密。


「そうですか。じゃあ、暴走族の、全国1の族名わかりますか?」

おいっ。歩夢、次はお前かよっ!!

ん?あれ?‥たしかこの辺に縄張りがあるって聞いたような、、、。


でも、それがココの倉庫となんの関係があるんだ?


『うん。星竜だろ?たしか、この辺にあるっていう。』

星竜。正統派で仲間思いだと聞いたことがある。

「そうです。」

ん?だからなんだ?


「驚いちゃダメだよ?それが、ココなんだよ〜!」と陽が言った。


「ずるいです。僕が言いたかったのに。」


「速いもん勝ちだよーだ。」


「お前ら、喧嘩すんな!!」


歩夢、陽がケンカしていて、翔がそれを止めている中、俺は1人混乱していた。