『うん、覚えてるよ。それがどうかした?』 その時に俺がなんかしたか? 全く分からない。 「その時、なんだか懐かしいって思ってたの。」 懐かしい? 「それと‥それとね、春正から殺気を感じたの。私に対してだと思う。少しだけどね?」 あの時、俺は上手く隠せてなかったのか。 あぁ〜。何してんだよ。 最初からバレてだなんてな。情けない。 「違ってたらごめんね?」なんて言ってくる。 違わないよ、キミがあってるよ。