何事もなくいつものコンビニに着いた。




オーナーの都合と、別荘の都合で今回は牧場からそのまま帰路についた。


その代わり明日の日曜はカラオケに行くことになっている。

そして、誕生日の火曜は帰りに喫茶店でお祝いしようと計画を立ててくれてるのだ。




「雪姫、また明日ね」

車の中から奏波が手を振る。

私と空人と嶋村くんは手を振って車を見送った。



見送る車を見てたらすぐ横を歩いて来た人を見つめた。

「陸兄!?」

「あれ?雪姫?なんだ。もう帰ってきたのか?だったら俺も一緒に行けば良かったな」


荷物をそのままにして陸兄のところまでかけ寄るといつものように頭を撫でてくれる。

後から空人が私のトランクを持ってきてくれた。