「こんなとこあったんだ…。」
学校にこんな落ち着けるところがあったんだ。
今まで気がつかなかったや。
図書館も良かったけれど、ここもいい。
図書館は静かだけど、やっぱり一定数人がいるから。勉強してる人とかもいるし。
やっぱりここがいい。
夜空の委員会が終わりそうな頃に戻ればいいや……
ーーー「雛!!」
ぼーっとしていたわたしの意識をハッと戻したのは。
ガン!!と鉄製の扉が響く音。
それと同時に聞こえてきたのは、夜空の焦った声だった。
「夜空?」
「なんでこんなところにいるんだよ!
落ちたりしたら危ないだろ!」
「あれ、委員会は…?」
「もうとっくに終わってるよ!
教室に迎えに行ってもいなかったから探しに来てみればこんなところに…。」
「ごめんね、夜空が来るくらいには戻ろうと思ってて…。」
「危ないよ、こんなところ。冷えるし。
早く帰ろう。雛のカバン持ってきてるから。」
「わ、ごめんね。ありがとう、帰ろう。」
夜空からカバンを受け取ると。
怒っていても夜空はいつも通りに手を引いてくれていた。
学校にこんな落ち着けるところがあったんだ。
今まで気がつかなかったや。
図書館も良かったけれど、ここもいい。
図書館は静かだけど、やっぱり一定数人がいるから。勉強してる人とかもいるし。
やっぱりここがいい。
夜空の委員会が終わりそうな頃に戻ればいいや……
ーーー「雛!!」
ぼーっとしていたわたしの意識をハッと戻したのは。
ガン!!と鉄製の扉が響く音。
それと同時に聞こえてきたのは、夜空の焦った声だった。
「夜空?」
「なんでこんなところにいるんだよ!
落ちたりしたら危ないだろ!」
「あれ、委員会は…?」
「もうとっくに終わってるよ!
教室に迎えに行ってもいなかったから探しに来てみればこんなところに…。」
「ごめんね、夜空が来るくらいには戻ろうと思ってて…。」
「危ないよ、こんなところ。冷えるし。
早く帰ろう。雛のカバン持ってきてるから。」
「わ、ごめんね。ありがとう、帰ろう。」
夜空からカバンを受け取ると。
怒っていても夜空はいつも通りに手を引いてくれていた。