ねえ、雛。


君には、この景色がどう見えているのかな。



僕はね。


とても明るくて、眩しくて。
でも一つ一つの光は弱くて、今にも消えてしまいそうな気がするよ。



まさに、君みたいだね。



君の瞳に、僕が映ることはないけれど。
その分、僕が君を僕自身の瞳に映すよ。



だから、聴いていて。
君は僕の声を、僕が紡ぐ言葉を。



君だけに捧げる、僕の言霊。
それを感じて。