何にもない何にもない
真っ青な空。

何にもない何にもない
ただ広いだけの世界。

何にもない何かある
僕の日常。


そんな日常が
僕には心地よくて
好きだった。




真っ直ぐな真っ直ぐな
君の瞳。

ゆっくりなゆっくりな
君の寝息。

何にもない何かある
君の過去。



そんな過去が
君にはほろ苦くて
好きだった。





何にもない何にもない
あの日の夜。

何にもない何にもない
僕の部屋で。




何にもない何でもない
関係にこれから2人はなるんだろう。