教室に着くと
ザワザワしてたら教室が一気に静かになる。


ひっ…なんで!?廉と莉衣と居るから!?

「やっぱりね…」
莉衣がフーッと息を吐く

教室からは
「ラッキー!まじ可愛いんだよあの子たち…」
「キャー!廉くん来た!!」

などいろんな声が聞こえる。
なんとなくだけど廉と莉衣が言ってたこと分かった気がする…。

私は無いと思うけど廉をとられてしまったらと思うと不安が押し寄せる。

ギュッと廉の裾を握って下を見つめる私。

そんな私に廉はニコッと笑って頭を撫でる。



「だいじょーぶ。さらだけ。」

廉がそう言ってくれたから少し不安な気持ちが和らぐ。



私たちは自分の席についてHRを終えた。