すっごい恥ずかしいところを見せてしまって申し訳ない気持ちでいっぱいだった。



まさか吐くとは思ってもみなかった。



あのあと、私は海の叫び声を聞きつけて急いで来た春瀬さんに運び出されてなぜかベッドに寝かされた。



そこまで気持ち悪いわけじゃないけど、心配してくれたことは嬉しいことだから



「わざわざありがとうございます、てかごめんなさい…」



と春瀬さんに謝った。海はどこかに姿を消してしまったらしく、その部屋には春瀬さん1人しかいなかった。



「日向も車乗ってたときに吐いてたからさ。だからオレがよくケアしてやってたんだよな。だから気にすんな」



と笑いかけてくれる。



日向…ってのは春瀬さんの妹か。



「年が離れてるんですか?」



と私は気になって尋ねた。