それだけではなくて
今度は、口の中にまで柔らかいものが
入ってきた。

少し甘酸っぱいそんな味がする。


だけど初めてのことだったので
ようやく陽翔が口を離したときには
少し息切れ…

「……ハア…ハァ…」


「ごめんっ、…結菜が可愛すぎてつい
まだ呼吸苦しい?」

すぐにもうしわけなさそうなにして
心配そうな顔をする陽翔…

「…大丈夫」

まともに陽翔の顔が見れなくて目をそらしてしまう。

「………嫌だったかな?」

「…ううん、嫌じゃないよ
むしろ嬉しい」

大好き………だからこういうことは素直に伝える。
けど、熱も無いのに体が熱い…