それから7時までレジを打ち、快が来て
快とレジを交代して私はシールへ行き、私が戻ってきたら快はすでにパンに行っていてレジにはもういなかった。
それから私は30分だけレジを打って、あとは手直しに出ていた。
「莉乃ちゃーん!」
「はーい!」
佐野さんの大きな声が聞こえてきて、私はサービスカウンターへと戻る。
「雨ひどいけど大丈夫?」
「え、全然大丈夫!車だし。
ってか雨ひどいから今日こんなにすいてるのかー
納得。」
「いやいや、納得って。
とりあえず今日は暇だし、30分早いけど莉乃ちゃんと快はもう終わっていいよ。
やることもなくなってきちゃったし」
「え、いいの?やったねー」
ってことで、私は快と一足先に上がることになった。
「なんか、今日は快と全然接点なかったねー」
「そうですね」
「…疲れてる?元気ないね」
「あ、いえ
考え事してただけです」
「そっか。
ってか快って何できてるの?
前自転車で20分って言ってたし、もしかして自転車?」
「あ、はい」
「え!雨だけど大丈夫?
私車だし、送っていこうか?」
「え!いいですよ!悪いし…
それに俺、自転車ないと明日の大学も行くの困りますし…」
「あー、そっかぁ。
あ、それなら明日も快んち迎え行ってあげよっか。
そしたら明日困らないじゃん?」
「いやいやいや
だって明日の大学帰りだって困りますもん」
「だーから!そこも送ってってあげるって。
あ、でも明日何限から何限まで?
私2限から5限だけど…そんないない?」
「え、と…俺は6限までなんで…
だから大丈夫です!」
「でも外雷も鳴ってるし、自転車で帰るのは危ないよ!
しかも20分もかかるんでしょ?
明日バイトもないから待っててあげるしいいよ、乗ってきなよ」
「…本当にいいんですか?」
「いいのいいの!
ってか私、こういうの放っておけないタイプだから快が折れないとこれ、終わらないからね」
私が笑いながらそういうと、快はやっと首を縦に振ってくれた。
「よーし、自転車は置いておくと代理に言ってから帰ろう!
着替えたら食堂で待っててね!」
「あ、はい」