「莉乃ちゃーん!」
「はーい!」
「今からパンだよね?」
「はい、そうですよ!」
「じゃあちょっと、快にパンの片付け方、教えてあげてくれない?」
「えぇ!?私ですか!?」
「いいじゃん、莉乃ちゃんももう先輩なんだから!
じゃ、快もうくるから!」
「え、えぇ!?ちょっと…!」
そういって今日も元気な佐野さんは、サービスカウンターへと戻っていって
代わりに裏から今日もキラキラした笑顔で私に近づいてきたイケメン。
「…今日、パンもやるんだって?」
「はい、さっき佐野さんに言われて…
でも俺初めてなんで…」
「いいよ、一緒にやろ。
まずねー」
まぁ、私もやっと
このイケメンに慣れてきたところだけどね…