「何…? 俺にできることなら」 君にできることだよ…。 君にしかできないことだよ。 君の声で… 私の名前を呼んで欲しい。 「陸十の声で… 私の名前…呼んで?」 「いいよ」 陸十は、 私の方にゆっくり歩み寄ってきた。