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ごみ捨て場に立ち止まり、

箱を前に差し出す。



あのピンクの箱を…。







捨てちゃえ!…


捨てないと!…。






そう思うのに…。


手が止まる…。



もう、辺りは暗いのに

この箱だけは輝いてる…。