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「は、はじめまして」
「緊張してるの？」
「いや、するだろ」
「仲良しなのね」
あれから1週間後。
父さんが風に会いたいというので、連れてきた。
学校でみる風は余裕そうなのに、緊張してて全然余裕なさそう。
「風くん。君は竜崎さんのご子息だったときいたよ。色々大変だったな。竜崎さんとは仲良くしていたから。お父さんのことを助けられなかったこと、すまなかった」
「いえ、そんな。でも、ありがとうございます。そういってもらえて天国で父も喜んでいると思います」
「麗華は少々頑固だが、いいのかね？」
「ちょっと、お父さん」
「ええ。そこがいいんです。彼女らしくて」
「はは、麗華よかったな」
恥ずかしいったらありゃしない。
娘の前で頑固っていうかね普通。
てかそれ、父さんに似たんだからね。
と心の中で毒づく。
