「麗華ちゃん!今日遊ぼう」

「うん」

あれから、わたしは普通の生活をした。

でも、全部を捨てたわけじゃない。

わたしが変なことをすれば藤宮の名に傷がつく。

それは父さんの名誉も傷つけることになるから。

それだけはしたくない。



ただ、普通に遊びはした。

カラオケにいったりボーリングにいったり映画をみたり。

今までだって遊びにいったことはもちろんあるけど、こんなにも楽しかったのは久しぶり。