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「1ヶ月、休部?!」
次の日。
目の前には目を見開いた、監督。
そりゃあ驚くよな。
「なんでだ?」
「昨日、ちょっと怪我をしてしまって‥最低でも1ヶ月は休め、と言われたんです」
認めたくなくても
足に残る、痛みは
嫌でも俺に現実を知らせた。
「そうか‥‥早く治せよ」
肩をガックリと落として
哀しい表情で
そう言う、監督。
なんだか
申し訳ない気持ちで
いっぱいだった。
俺が怪我さえしなければ‥‥。
「おい、空!怪我って本当かよ!?」
自己嫌悪に浸っていると
後ろから急に誰かに
声をかけられた。