そんな女の人に
ふ、と笑みをもらして
「全然、大丈夫ですよ」
と、優しく言うと
女の人はホッとしたように
息をついて
また、もう一度
頭を下げて
女の子と帰っていった。
俺も帰るか‥。
そう思い
身体を起こそうとした
その時‥‥
―ズキッ
「‥‥っ!」
右足に
ひどい激痛。
見るとそこは
真っ赤に腫れていた。
転んだ拍子に
挫いたのか‥?
頑張って歩こうとする度に
言い様のない
痛みに襲われる。
「嘘だ‥ろ?」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…