「遥、ここには女連れてこないって…」


あー…確かそんな約束したかも。


「ごめんごめん。ちょっと我慢してくれる?」


そう言って顔の前で手を合わせお願いポーズをとると、心底嫌そうな顔をして頷いてくれた。


「あれ、そういえば朔夜は?」

聞かなくてもどうせ…



「女の所。」

「だろうね。」


さすが僕の同族。

でもそんな僕が今日は誘い断って、この子に出会ったんだもんなぁ…運命かな?