「こ、仔猫はそりゃ…拾いますけど…」


湊都は大の猫好き。
その弱みに漬け込んで例えてやると、案の定仕方ないというように女の子を受け入れた。


「げ…」

部屋に入った瞬間、というより女の子を見た瞬間あからさまに嫌そうな顔をしたこの男は幹部の冬真。


見ての通り女嫌い。
本人曰く、女がいる空間も嫌いらしい。

女の子ほど素晴らしいものはないって僕と朔夜が言っても全然聞いてくれないんだよね〜。




あ、ちなみに朔夜は冬真と同じ幹部ね。

僕の同族で、17だから皆より一個下の後輩くん。